OFA春香ソロシナリオと無印世界の繋がり

2017/08/06

考察 天海春香

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<<この記事は2017/08/06に投稿した記事となります>>

OFAにおいてI WantがDLCとなっていることとソロシナリオのEDから、OFAの春香はトゥルーエンドを経験した無印世界線の春香なのではないかと考え涙してしまいました。

玲音の言葉一つ一つが残酷すぎて辛い。

本編EDで春香は全作品の中で唯一救われるわけですが、ソロシナリオではアイドルとしての天海春香が強調されていました。

また、「みんなのおかげで」や「みんなのために」等、やたら自分以外を持ち上げる春香は自分の本心を抑圧していることの裏返しと見ることができます。

無印のトゥルーエンドに突き進んでいる時と同じです。本心を抑圧していても、実際にその瞬間は幸せなのでしょう。

この春香が無印世界の春香だと感じた根拠として、MA1曲の中でI WantだけがDLCとなっている事実を挙げます。これは、この曲が他のアイドルのMA1曲と存在意義が異なるから扱いが異なっているのだと思います。そしてその存在意義は「トゥルーエンドを経た春香」が「新しいけど同じ世界にいる春香」に干渉する曲であるということです(前回の春香後編参照)。歌もソロシナリオもDLCは「本編の拡張」というコンセプトがあるので、唯一本編に収録されなかったという事実が「I Wantは本来本編に存在しない曲」ということを裏付けます。

春香シナリオの本編は、エンディング後の世界をプロデューサーと共に歩むという終わり方をしました。本編のエンディングが一つしかない以上あまり突っ込んだ考察はできませんが、春香が過去作より「春香という女の子」として幸せな終わり方をしたのは事実です。DLCが無ければ、OFAの世界線に至福の地獄は生まれなかったのです。

話を戻します。

I Wantで歌っている内容が私の思う通りだと仮定し、ソロシナリオで「どうしてアイドルになったの?」という質問に即答できなかったこと、「今のキミは幸せそう」と言われた時の春香の反応、ソロシナリオの結末で「アイドルとしての天海春香」を強調されたこと、ステキハピネスが自分の感情を振り捨てている曲だということからソロシナリオ春香がトゥルーエンド後の春香と推測した場合、最後の一番大きな根拠が「OFA本編では存在し得なかった春香の曲」の存在なのです。

無印トゥルーエンドを経験し、I Wantを手に入れ一度は自分を過去に縛り付け、OFA本編というパラレルの新世界で救われた春香は、本編には存在しえなかった要素によって再び地獄に堕ちるのです。そしてこの本編には存在しえなかった要素を創り上げたのが他ならぬ無印のシナリオライターです。

OFAはエンドレスプロデュースですが、絶対に救われない春香が縛り付けられている世界を自分の目で確かめながら歩み続けなければならないのはつらい。

やはり春香はアイドルとして存在することしか許されないのかなぁと思いました。自分の感情を殺し続け、それによって外面を評価されてますます自分の感情を出すことが出来なくなる春香を救いあげたい。

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